マダニ感染で死亡!「重症熱性血小板減少症候群(SFTS)」発症のニュースが今年も!

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2019年7月。
今年もマダニ感染で死亡者が発生するニュースが出ました。

マダニの被害はここ数年、毎年出てしまっています!

マダニに刺されるという事は本当に怖い事です。

過去記事で紹介していますが、今一度マダニに刺されてしまった時、噛まれてしまった時の対処法などを紹介したいと思います!



マダニについて知っておきたい事・覚えておきたい事

マダニ感染で死亡!「重症熱性血小板減少症候群(SFTS)」発症のニュースが今年も!

近年ニュースにもなり抜群の知名度を誇る「マダニ」
マダニに刺されたら最悪死ぬかもしれない!ヤバイ!マダニ怖い!!

と漠然とマダニ=怖いというイメージだとは思いますが、マダニの事を詳しく知っている人は少ないと思います。

マダニは体調2.5ミリ~10ミリ(吸血時)にもなる大型のダニです!
ダニ媒介性感染症を引き起こす最も代表的なダニです。

魚類以外の様々な生物に寄生します。
ペットに寄生したり、登山やアウトドアなどで野外に出た時に寄生されたりなど、人に近づいてきます。

人の血を吸うと、大きさが3倍近くも膨れ上がり、他のダニと比べてもかなり大きくなります。

チリダニやツメダニは0.4ミリ程度なのに対して、吸血時のマダニは10ミリになったりするので、その大きさの違いは歴然ですよね!

マダニに刺されたらこうなる!

マダニ感染で死亡!「重症熱性血小板減少症候群(SFTS)」発症のニュースが今年も!

マダニに吸血された場合、ダニ媒介性感染症になってしまうリスクがあります。

・日本紅班熱
・ライム病
・重症熱性血小板減少症候群(SFTS)

日本で発見されたマダニの中には「SFTSウイルス」を持った個体が多数発見されているそうなので、かなり注意が必要です。

重症熱性血小板減少症候群(SFTS)に感染してしまった場合、38℃以上の高熱や下痢、嘔吐が続いたり、場合によっては死に至る事もあるのです!!

脅すわけではないですが、マダニに刺されるという事は非常に怖い事なのです。

マダニに刺された時の対処法

マダニは刺されるというか、喰いつかれるという方が正しいかもしれません。
そして血を吸血鬼のように吸ってきます。

このマダニに喰いつかれてしまった時、もっとも大切な対処としては、できるだけ早く除去する事です。

ご紹介している通り、マダニは様々な感染症を媒介します。

こうした感染症の病原体は、人の体内へすぐに侵入するわけではないそうです。

病原体の種類によっては時間は異なるそうですが、マダニが皮膚に喰いついてからある程度時間が必要です。

ライム病の場合なら、48時間必要なのだそうです。

つまり、マダニに喰いつかれても早く除去すれば、それだけ感染のリスクを減らす事ができます。

また、マダニに喰いつかれてから時間が経つと、マダニの唾液腺から分泌されるセメント物質により、マダニ口器が皮膚へかなり強く固着するそうです。

こうなってしまうと、除去はかなり難しいです。

マダニは自分で取り除いても良いの?

マダニ感染で死亡!「重症熱性血小板減少症候群(SFTS)」発症のニュースが今年も!

マダニの知識として、もし喰いつかれたら自分で取り除くのではなく、医療機関で除去してもらうように推奨されている・・・というのはご存じかと思います。

こういった推奨は、自分で除去する時に失敗して、マダニの口器がちぎれて皮膚の中に残る事を危惧してだと思われます。

しかし、マダニ全般の幼若虫は口器が短いため、一般の私たちが自分で除去することもそう難しい事ではないそうです。

SFTSや日本紅班熱などの危険な感染症のことを考えたら、少しでも早くマダニを除去した方が感染リスクを減らす事ができます。

つまり、もしできるのであれば、自分たちでマダニを除去しても良いのです!!

しかし、自分で除去は怖い・・・という場合はすぐに医療機関に行く事をオススメします!!

外科的に除去してもらう事がオススメです!

もし自分での除去を試みる場合は、無理矢理引きちぎるのではなく、ピンセットなどを使って、喰いついたマダニ個体の根本部分を挟み、左右に何度か回転させたり、虫体を裏返したり元に戻したりを繰り返し、皮膚の中に挿入されたマダニ口器がちぎれないように慎重に引き抜く事です。

なかなか難しいです・・・。

もしマダニ口器が皮膚内に残ってしまうと、痒さが長期間続く場合があるそうです。

自分でマダニを除去した後も痒さが続くようなら、マダニ口器が皮膚の中に残っている可能性も考えられるので、皮膚科に診てもらいましょう。

マダニ除去の余談

皮膚に喰いついたマダニ個体の上にワセリンなどを厚く塗ることによって、30分程度でマダニ個体が外れやすくなる事もあるそうです。

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ワセリンに限らず軟膏やバターなど油脂性成分のものなら同様の効果を得られるのだとか・・・。

ただし、このワセリン除去法は、マダニに喰いつかれてから早めに行えば効果が期待出来る方法であり、時間が経ってしまうと、皮膚へかなり強く固着してしまうため、ワセリンなどで除去するのは難しくなってきてしまうそうです。

ちなみに、マダニの成虫に喰いつかれてしまったら、それは自力で除去するのはかなり困難なのだそうです。
仮に喰いつかれてから24時間以上経ってしまうと、本当にびくともしなくなってしまうため、医療機関で外科的処置をしてもらう必要があるそうです。

マダニが喰いついた周辺の皮膚を局所麻酔をかけ、メスで取り除く事になります。
これも聞いているだけで痛い、シビアな除去法ではありますが、喰いつかれた患部周辺の皮膚ごと取り除くので、感染のリスクはかなり減るそうです。

また、マダニに喰いつかれてから2週間以内に発熱、頭痛、発疹等の症状が出た場合は、マダニ媒介感染症の可能性があるので、速やかに医療機関に受診するようにしましょう。

この時、自分でマダニを除去したのであれば、除去したマダニは捨てずに受診する際に持って行く必要があります。
感染症の診断は難しいのですが、喰いついたマダニ個体の種名が解れば、診断のヒントになるそうです!

ダニを甘く見ちゃいけない!!マダニに喰いつかれたら医療機関へGO!

ご紹介した通り、マダニに喰いつかれたら自分で除去する手段もあるにはありますが、早めに医療機関に行くようにしましょう。
その際に行くのは、皮膚科か外科です!

夏の時期、お盆などもあり医療機関が休診の事もあるので、お盆でも診てもらえる医療機関を調べておくのも大切な事かもしれませんね。

自宅に居るだけであれば、マダニと接触する事もなく問題ないかもしれませんが、登山をする際や、林が近い公園などに出かける際はチェックしておいて損はないと思います。

もしかしたらご近所の公園にマダニがいるかもしれませんよ?

そして犬や猫を外飼いしていたり、外に出す頻度が高い場合、ペットを経由してマダニが室内に入ってくるリスクもあります。

ペットにマダニが付着し、侵入してくるという事もザラにあるようです。

こういった被害を少なくする、なくすためにも最大限の注意をしましょう!

マダニをあまく見ていると、本当に命を落とす危険性があります。

マダニを甘くみず、噛まれてしまった場合は医療機関に行きましょう!

そして2019年のマダニによる被害のニュースを減らしましょう!

 
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